アルバイト情報案内

　アルバイトとはもともとはドイツ語で、労働を意味する言葉だそうです。
明治時代に大学生の間で隠語として使われていたのが、一般化して広まったそうですが、若い人たちの間ではバイトと略して使われています。
アルバイトの雇用形態は、期間を定めずに雇用契約を結ぶ正規雇用に対して、期間を定めた短期契約で職員を雇う非正規雇用に属しますが、この非正規雇用にはアルバイトの他にも、パートタイマー(パート)、契約社員、派遣社員などが含まれます。

一般的に正規雇用の正社員に比べて報酬は安いと考えられがちですが、最近ではアルバイトの種類も多様化し、賃金も割高のものが増えてきています。
アルバイトといっても法的には正社員と変わらない労働者であり、正社員との区別は、労働時間や契約期間の違いによってなされます。
従って原則的には、1年以上の長期アルバイトをする場合、労働基準法によって定められた年次有給休暇制度が適用されたり、また会社が正社員に提供する福利厚生などの対象にも当然入っているわけですが、残念ながら会社の方針によって、それらの対象には含まれていないケースが多いのが現状です。

このようにアルバイトは正社員に比べると、待遇面においてどうしても差別されやすい面がありますが、そのかわり辞めたくなったらいつでもすぐに辞めることができるので、正社員よりは気が楽な面は確かにあります。

会社側としても、特に短期を希望するアルバイトの方には、最初から大きな期待はしていないのではないかと思います。
アルバイトをしながら会社からの信用を得るためには、やはり長期の間、誠実に仕事をして、ある程度会社から認められなければなりません。
そうすればボーナスまではいかないにしても、有給休暇を初めとした労働者に与えられるある程度の権利は、行使することができるようになるものと思われます。
そうなれば、そのうち正社員として正式に採用される道も開けてきます。

最初はアルバイトのつもりで軽く仕事を始めたとしても、時間が経つにつれて徐々に仕事にも慣れ、また会社の人たちとも仲良くなって、そのまま正社員として雇用されるというケースも少なくありません。

就職がなかなか決まらずにどうしていいかわからないときは、まずアルバイトをしながら自分にあった職場をじっくり探してみるのもいいのではないかと思います。