塾講師

　
　塾でのアルバイトは大学生に人気がありますが、その理由は家庭教師と同様に時給が高いためであると考えられます。

塾バイトの時給は塾によってまちまちですが、安くて１２００円ぐらいから高いところになると５０００円くらいのところもあります。
しかし時給の高いところというのは、実際には授業の準備やミーティングなどによる塾での拘束時間が長くなり、実質的な労働時間に対する時給はもっと安くなるということが多いようです。
その反対に時給の安いところは、拘束時間の全てを計算してくれるところがほとんどで、結局合計の時間で換算すると、ほぼ条件は同じと見ていいと思います。

塾でのアルバイトは家庭教師と同じように、小中学生や高校生を相手に勉強を教えることが主な仕事になりますが、家庭教師と違う点は、塾の講師として一度に大勢の学生を相手にすることです。

塾講師の約８０％が大学生だといわれていますが、その理由は大学受験が終わって間もないため、自分が学んだ知識を直に生徒に伝えやすいからではないかと思われます。
年月が過ぎると現役の教師でない限りは、学んだ知識もだんだんと薄れていってしまいます。

塾でアルバイトをする時に、特に小学生のクラスを担当する場合は、教える科目が１科目だけではなく、複数の科目を担当するようになり、メリットとしてはいろいろな生徒との間でコミュニケーションを図れるという点が挙げられます。

また人前で話をすることによって度胸が身に付き、それはだんだん自信へとつながり、自分を成長させることができるという結果をもたらしもします。
時には生徒の父兄と話したり、生徒の相談に乗らなければならないこともあって、会話能力が自分でも知らないうちに上達しているということがあり得ます。
このように塾でのバイトは、人間関係の面においても様々なメリットが得られますので、教師を目指している大学生にとっては、正にうってつけのアルバイトではないかと思います。

塾でのアルバイトの探し方として、先輩や友達に紹介してもらうという方法が、最も労力なくして早く探せます。

先輩や友達の中で塾でバイトしている人がいて、自分の後輩や友人ということで塾に紹介すれば、その先輩や友達が生徒に人気があったり、教え方がうまいと評判になっていたりした場合は、間違いなく塾のほうで雇ってくれます。
一般的に塾は、学校の新学期に合わせて春先に先生の募集をしますので、冬休みの間にせっせと種をまいておいた方がいいかも知れません。